不動産のプロが太鼓判!天井裏のネズミを駆除するベストアイテムは?

最近、家にネズミが住みついちゃったみたい・・・

結論からお伝えします。

もしもご自宅に潜り込んだネズミを駆除したいとお考えなら、コレ↓を購入してください。

これを使っても効果がなかったら、専門の駆除業者に依頼してください。

これほどの自信を持って断言できるのは、これを使うことによって、およそ2年ほどの間に6件の家(一戸建て3件、アパート3件)で発生したネズミの駆除に成功したからです。しかも、どこも1回の作業で、です。

通常、ネズミを駆除してくれる専門業者に依頼すれば、1回の出張・作業で、およそ10,000円は請求されてしまいます。もちろん業者によっても、駆除の難易度によっても価格は変動します。

それが、この2,000円ほどの殺鼠剤を購入するだけでプロの業者に期待するのと同様の効果を得られるなら安いとは思いませんか? 浮いた8,000円で、ちょっとしたパーティー(ネズミとのお別れ会)だって開催できるかもしれません。

でも、素人には難しそう・・・

大丈夫です。私もネズミに関しては素人です。これまで、ネズミの駆除などやったこともない素人が、打率10割の結果を残したなんて凄いことだと思いませんか?

ここからは、私が専門業者でなく、この殺鼠剤を使うことにした経緯や、実際にどうやって駆除したのかをご説明します。ネズミでお困りの方は是非、最後まで読み進めてみてください。

意外と難しいネズミの駆除

私は普段、不動産会社で働いています。

担当業務に賃貸物件の管理というものがあって、入居中のお客様から毎日様々な相談事が寄せられます。中でも厄介なのが、ネズミです。ハチが巣を作ったというのも厄介ではあるのですが、こちらは目に見える場所に作るのがほとんどですので、対処は簡単なのです。

ハチがアシナガバチで、巣がまだ小さくて手の届く距離ならば、私たちが殺虫剤で処理してしまいます。ちょっと怖さはありますが、今の殺虫剤は10m以上の距離から届くようなものも多いため(風が強いと流されてしまいます)、意外と素人でもできてしまえるのです。

ただし、これがスズメバチであるとか、巣が大きくなり過ぎているとか、手の届かない場所にあるようなら、駆除業者に依頼します。その費用は、対処の難易度(TVで、スズメバチが天井裏に巨大な巣を作っているのをご覧になったことはありませんか? あのレベルになれば、一人では対処できないでしょうし、かなりの金額を請求されると思います)によって差はありますが、一般的には、アシナガバチで10,000円〜、スズメバチは20,000円〜というのがおおよその相場ではないでしょうか(いずれも税別)。

そんなハチと比べて、何故ネズミが厄介なのかと言えば、ハチよりもずっと自由だからです。

ハチは巣を中心にしか行動しませんし、日が暮れれば必ず巣に戻ってきます。つまり、巣を狙ってさえいれば一網打尽にできるのです。さらに、巣を叩き落としてしまえば、帰る場所を失ったハチたちは、どこかへ消えてしまうので、駆除の効果は一目瞭然です。

ところが、ネズミは簡単ではありません。夜中の繁華街などをチョロチョロと走り回るネズミを見たことはあっても、家の中を走り回るネズミを見たことのある人というのは、驚くほど少ないものです。家にいてネズミの存在を感じるのは、天井裏から夜な夜な聞こえてくる小動物が走り回る音を聞いた時くらいのものでしょう。そのくらい、ネズミが人前に姿を現すことは滅多にありません。ハチよりもネズミの方が厄介だというのは、まさにここです。家の中に出てきたネズミなら、業者を頼んで捕まえるなり、駆除してもらうことは難しくないのですが、人の目も手も届かない場所に潜まれたら、もうどうにもなりません。これが同じように物陰に潜むゴキブリ程度なら薬剤散布で解決でしょうが、ネズミほどの大きさの動物を殺せる薬剤を撒くとなれば、人間への悪影響も考慮しなくてはならないでしょう。

これがネズミの駆除が難しい所以です。

以前、私がそのことに気づかされたきっかけがありました。

とあるアパートの大家さんから、「◯号室の天井裏にネズミが入り込んだみたいだから、駆除業者を頼んで欲しい」と依頼があったので、駆除業者を手配しました。その時は、「ネズミ駆除のプロを頼んだのだから、すぐに解決するだろう」と簡単に考えていたのですが、なかなか「終わった」という報告がありません。連絡してみると、「天井裏に入って作業するスペースがないため、殺鼠剤を設置しておいた。数日様子を見て、効果がなければ薬を変えるなり、設置する場所を変えるなどして対処してみる」とのこと。その結果、駆除までに1ヶ月ほどかかり、週に一度、訪問して作業をした費用として、およそ5万円も請求されました。

大家さんは話のわかる方だったので、何も言わずお金を支払ってくださいましたが、私としては「その道のプロでも、こんなやり方しかできないのか」と、がっかりすると同時にネズミを駆除することの難しさを痛感した出来事でした。

このことがあって、薬を天井裏に設置するだけなら私でもできそうだ、と思うようになりました。

デスモアプロ

その後、別のお客様からネズミの件で相談があった時に、私は業者に依頼する事なく、自ら殺鼠剤を探してみたのです。そこで出会ったのが、上掲した「デスモアプロ」でした。

「ごきぶりホイホイ」や「アースノーマット」など、日本人なら誰もが知っている数々の殺虫剤を販売するアース製薬の商品です。

殺鼠剤で検索してみると、想像以上にさまざまな商品があり、どれが良いのか迷っていたところ、アース製薬自らが「アース史上、最強の効きめ!」とうたうこの商品が目につきました。Amazonレビューでも4.1/5.0点と高評価(評価数62件・2023年1月現在)でした。もっと高いプロ仕様のものもありましたが、一か八かであまり高いものに手を出すのは危険すぎます。それで効果がなかったら目も当てられません。2,000円程度という価格だからこそ、失敗してもそれほど後悔しないだろうという考えもあって、これに決めました。

なお、「抵抗性の高いスーパーラットにも」という文言が記載されていますが、スーパーラットとは、殺鼠剤に抵抗力を持つようになったネズミのことを指すそうです。2006年に刊行された「安心して住めるネズミのいない家」という本(著・谷川 力)によれば、殺鼠剤がよく効くクマネズミがおよそ1週間で絶命するのに対し、スーパーラットは160日(最長で440日)も生き続けたそうです。しかもこのスーパーラットは遺伝するらしく、遺伝した個体はさらに強い抵抗性を身につけているそうです(最長で649日)。この恐ろしいスーパーラットにも効果があるとうたわれているので、期待できそうです。

使い方

さて、それでは私がどのように使用したのか、ご説明いたします。先述した通り、これまでにデスモアプロを使うことで6件のネズミ問題を解決してきましたが、建物の作り別に3件ほど実例を挙げてご紹介します。

Case1.一戸建て住宅の2階天井裏

デスモアプロを最初に使用したのは、一戸建て住宅の2階天井裏を走り回るネズミを何とかして欲しいというものでした。

築5年ほどの某ハウスメーカーの建物。2階に上った私が真っ先に探したのは、天井裏の点検口でした。天井に下の写真のようなハッチが設けてあるのをご覧になったことはありませんか?

天井裏の点検口

ここを開けた途端にネズミが上から飛びかかってくる、なんてことは無さそうですが、念のため、一度天井を叩いて威嚇した上でハッチを開きます。すると、最近の住宅らしく、中にはみっちりと断熱材が入っていました。このままでは殺鼠剤を設置することができません。

そこで、少し断熱材を持ち上げてみると、断熱材と断熱材の切れ目が見つかりました。通常、天井に設置する断熱材(ロックウールなど)は一枚ものではなく、決まった大きさの製品を隙間なく並べているだけなので、製品同士の間には必ず切れ目があるのです。そこを少し押し広げ、4方向に向かってデスモアプロを4包投げ込みました。初めから薬剤が小分けにされて袋詰めにされているので、手も汚れず本当にカンタンです。

あとは、断熱材を元に戻してハッチを閉じ、お客様には「少し様子を見てください」と伝えました。

それから1週間ほどして、お客様に連絡してみると、あの後すぐに足音がパッタリと止んだそうです(お客様の言葉通りに記載。実際には数日かかったのかもしれないが、少なくとも1週間以内にいなくなったのは事実)。予想以上の効果に驚かされました。

Case2.一戸建て住宅の1階天井裏

次は同じ一戸建て住宅でも、1階の天井裏でした。

しかも今回の建物は、昔ながらの木造住宅で築20年は経過していたため、Case1でご紹介したようなハッチは存在しませんでした。押入れに入って天井板をそっと押し上げると、天井裏が顕になります。建物が古いこともあって、断熱材などは一切入っていません。もしも今ネズミがいたら鉢合わせしてしまいそうな状況ですが、幸いにして気配はありません(隠れているだけかもしれませんが)。

点検口の天板を持ち上げた状態で、やはり4方向に向かってデスモアプロの包を放り込みます。その際、4個が近づかないように、できるだけ遠くに投げてみました。果たしてこれに効果があるのかは不明ですが・・・。

そして、こちらも先ほどと同様、1週間ほど後に連絡をしてみると、1〜2日後には音がしなくなったそうです。

Case3.アパートの1階天井裏

これまでにアパートの入居者から寄せられたのは、いずれも1階の天井裏にネズミが入り込んでいる、とのことでした。

解決策は全て一緒です。

浴室の天井点検口を開けて、そこから四方にデスモアプロを放り込むだけです。

浴室の天井点検口

たったこれだけで、3件のアパートにおけるネズミの問題は解消されました。

先ほど、ネズミよりもハチの駆除の方がカンタンと書きましたが、こうまでスムーズに事が進むと、むしろ天井裏に入り込んだネズミの対処は、ハチよりカンタンかもしれません。というのも、ハチは薬剤散布の際、必ず襲いかかってきます。スプレーで追い払えば良いだけではありますが、数が多いとやはり怖いです。それに対し、ネズミが襲いかかってきたことはありません。いや、状況によってはあるのかもしれませんが、先ほど書いた手順で薬を放り込む程度では、姿を見たことさえありません。

試してみる価値はある

冒頭に書いた通り、本記事を書いているのは不動産のプロであり、害獣駆除のプロではありません。

ですから、プロからすれば、「いやいや、そのやり方は正しくないよ」というご意見もあるかもしれません。「プロなら、こうやるよ」とか。

しかし、この方法で6件の駆除に成功してきたのですから、結果的には悪くなかったと言って良いでしょう。

素人でもカンタンに使えて、しっかり成果が出せるという意味では、優秀な薬剤だと言って良いと思います。実際、私の実家でネズミの問題が発生したときも、両親にデスモアプロを勧めて駆除に成功していますので、ネズミでお困りのあなたに本気でオススメします。

是非一度お試しください。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

住宅メーカー勤務。不動産で「絶対に失敗したくない」人に向けた情報を発信/ 所有資格: 宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者他
※当サイトはアフィリエイトに参加しています。

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