間取り

個室が狭くて使いづらい…3LDKの中古マンションをリノベーションで快適に

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パンチ氏

マンションて、家具の配置に困るような部屋がありますけど、どうにかできないものでしょうか?

マンションの場合、ギリギリのスペースを無理やり割り振るから、どうしても個室が犠牲になるんだ。

リノベーションで改善できる可能性はあるぞ。

キック所長

 

本記事の内容

  • 個室が使いづらい3LDKのマンションのリノベーション案をご提案

 

本記事は、使いづらい広さの個室を持つマンションにお住まいの方、もしくは購入予定の方に向けてご提案します。

大手住宅メーカーで1,000の間取りをクリエイトしてきた筆者が、住宅のプロとして解説します。

 

 

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Before & After

ビフォーアフター

マンションというのは、住む人が計画するものではなく、事業主側が売るために建てるものです。

しかも、マンションの魅力とは立地や設備などに重きが置かれるため、間取りに関してはないがしろにされてる感が拭えません。

アパート同様、敷地をいかに有効活用するかが売り手としては重要なポイントなので、どうやったら1戸でも多くの部屋を作り出せるかに腐心します。

つまり、最低限の面積に必要な部屋数を詰め込むのです。

すると、部屋の大きさや形状がおかしな間取りができるのは当然とも言えます。

今回は、そんなマンションの世知辛い事情のせいで出来上がってしまった、使い途のわからないおかしな個室をきちんと使える個室にリノベーションします。

マンションという限られたギリギリのスペースの中で、どれほどのことができるのか。

以下、順に解説していきます。

 

 

 

リノベーション前のベースプラン

3LDKの中古マンション。

床面積は85.29㎡(26.05坪)

バルコニーが2ヶ所あるうえに、浴室も1.25坪と、それなりに高級なクラスのようですが、一室だけ、やけに細長い部屋があり、家具の置き場にも困るようなつくりです。

リビングとも4枚の引き戸で繋がっているため、個室としてはまるで使いものになりません。

床面積をギリギリの設定とせざるを得ないマンションのデメリットですね。

今回はこの部屋を中心にリノベーションしていきます。

この一部屋をいじるということは、他にも影響が出るということですから、どこをどういじるのか注目してみてください。

 

 

 

マンションリノベーションの前提条件

ベースプラン

マンションのため、玄関や窓位置は変更できません。

水廻りを移動しようとしたりすれば、工事に要する時間も費用も馬鹿にならないので、大きな変更はしないこととします。

また、柱型は大切な構造ですので、これもいじれません。

基本的にいじらなくて良いところは極力いじらず、あくまでも上述した使いづらい個室を改善するためのリノベーションとします。

それに加えて、マンション特有の収納不足は少しでも解消できるように考えてみます。

 

 

 

ベースプランの良い点

グッド

玄関は広さ、収納量共に充分。

水廻りは、広い浴室、収納場所も充分な洗面所など贅沢なつくり。

主寝室も広さは8畳と充分で、小さいながらクローゼットもあるので、それなりに使いやすそうではあります。

 

 

 

ベースプランの気になる点

無理矢理感のあるトイレの形状。

その分、幅は広いですが、奥の清掃が難しそうです。

ただし、ここを弄ろうとすると、全体的に大幅な変更を施さなければならなくなるので、今回は現状維持とします。

5.5畳の洋間2室は、畳数だけ見ると問題無さそうですが、形状が細長すぎるうえ、バルコニーに面した窓は掃き出し窓ですので、ベッドの置き場にさえ苦労するつくりです。この2室をどうにかしたいというのが、今回の最重要ポイントです。

ここさえ何とかなれば、後は自ずとついてくると思います。

リビングは上述した洋間と続き間にしてあるため、壁がほとんど無く、TVの置き場がありません。

ブラウン管時代の、TVは部屋の隅に置く間取りですね。これもなんとかしないとダメだと思います。

そして収納量は、延床面積に対して6.5%です。

理想とされる収納量は、延床面積に対して15%前後と言われています。

ただ、マンションでその数値を達成するには、部屋を一つマルッと収納にするくらいの思い切ったリノベーションをしなければいけません。

そこで今回は、10%以上を目指すことにします。

 

 

 

リノベーション後の新プラン

玄関ホールから見ていきます。

住まいの顔たる玄関は、照明位置を変えるだけでもかなり印象は変わります。

通常なら、上がり框の真上に1個だけ設置されている照明器具を、サイドの壁際に寄せて設置することで壁を照らす間接照明となります。

そこに絵や写真を飾るのも良いでしょう。

また、壁を室内タイルなどで装飾するのもオシャレです↓

リビングと引き戸で繋がれていた個室は、完全に壁で仕切ることで寝室としての落ち着き感を出しました。

個室と繋がっていた引き戸がなくなったことで、リビングにTVの置き場ができました。

ちなみに3室ある洋間のうち、一番リビング側の部屋の出入口は下図のように2通りの案がありました。

結果的には、廊下ではなくリビングの中から出入りする案を採用しましたが、これはベッドを置いた際、出入りが厳しくなってしまうためです↓

また、トイレの形状を変更しています。

広いだけでムダなスペースがあったトイレを一般的な広さに直すことで、使いやすくした上に、そのすぐ脇にあった寝室のクローゼットを大型化することもできました。

また、寝室やLDKに収納スペースを追加した結果、全体の収納量は10.8%と大きく改善できました。

 

 

 

まとめ

まとめ

今回は、ちょっと古いマンションによくある、とにかく部屋数だけは揃えました、といった間取りを、キチンと使える3LDKにしてみました。

ほんの部分的なリノベーションに見えますが、部屋の形状と大きさを整えて、収納量も改善しています。

最小限の手数で、それなりに大きな変化をもたらすことに成功しています。

とても地味な感じではありますが、実は多くの方が求めているリノベーションとはこういうものではないかと思います。

「劇的」なリノベーションは、時として新築よりもコストが必要ですから。

しかし、こういった間仕切り壁をいじるだけに見えるリノベーションであっても、フローリングなどにも手を加えなければならなくなるため、思ったより時間も費用もかかるものであることは覚えておいて下さい。

 

 

オトクにリノベーションをするためには、きちんと相場を押さえることが重要です。

知り合いのリフォーム業者だから大丈夫だろう、というのではなく、きちんと相場を調べる、もしくは相見積もりを取るといったことが重要です。

面倒と思わず、業者選びも打ち合わせもきちんと時間と手間をかけて、後悔のないリフォームをしてください。

それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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