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和室ばかり5部屋の使いづらい中古住宅を機能的な3LDKにリノベーション

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本記事の内容

  • 和室だらけで使いづらそうな中古住宅を使いやすくリノベーション

中古住宅を探す際、ちょっと古い物件に多いのが、和室だらけという間取りです。

和室には和室の良さももちろんあるのですが、現代の生活スタイルと合うかというと、そうでないことがほとんどだと思いますし、そういった間取りを見て、場所も価格も良いのに、これじゃダメだと泣く泣く諦めている方もいらっしゃると思います。

しかし費用はそれなりにかかりますが、そういった和室だらけの間取りを現代風に使いやすくアレンジすることは可能です。

大手住宅メーカーで1,000の間取りをクリエイトしてきた筆者が、住宅のプロとして解説します。

 

 

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リノベーション前のベースプラン

ベースプラン

築20年の二階建中古住宅。

和室の続き間ばかりで構成された、ほぼ真四角の家で、部屋数は5K。

床面積は82.39㎡(24.92坪)※いずれも小数点以下切り捨て。

一切の無駄を省き、床面積の殆どを居室に極振りしているため、部屋数も多く、各部屋の大きさもそれなりですが、実はとてもコンパクトな家であることがわかります。

戸建のリフォームでは、階段を変えるとまるで別の間取りになってしまいます。

これは一階だけでなく、二階にも影響が出るためです。

そもそも費用もかなり高額となりますので、あまり現実的ではありません。

そこまでするなら、いっそ建て替えした方が、色々な意味でスッキリするように思います。

そこで今回は、位置、形状ともに階段の変更はしないことにします。

また、窓を変更するには外壁まで手を入れなければならないので、これも極力変更しないこととしますが、絶対ではありません。

水廻りについても、マンションほど厳しくはないものの、時間も費用もかかるのは間違いないので、極力現状維持することとしますが、これも絶対ではありません。

ベースプランの良い点

ほぼ和室で、隣り合う部屋同士は襖で仕切ってあるという昔ながらの日本家屋スタイル。

このスタイルは、部屋同士を繋げて広く使うことも、個室として間仕切ることも容易ですので、来客や、家族構成の変化などに柔軟に対応可能です。

ベースプランの気になる点

では、気になる点は?

❶玄関がとにかく狭い。下駄箱は無し。三和土(たたき)も靴を脱いで上がる部分も奥行きは60㎝ほどしかありません。

勿論、トイレへの通路も幅60㎝ということです。

❷トイレの出入りがキツい。

ドア前の通路幅が60㎝ほどしかなく、開いたドアが玄関を遮ってしまう。

また、トイレの奥行きも短いため、このように横から入るつくりだと、体格の大きい人は入りづらいはず。

❸階段下を洗面所にしたため、天井が低く、洗面化粧台の無い脱衣所。洗濯機置場はあります。

❹キッチンに冷蔵庫や食器棚を置くスペースがありません。

❺二階にある5畳の洋間が細長く使いづらそう。

リノベーション後の新プラン

そんな気になる点を修正したアナザープランがこちらです↓

玄関を少しでも広くするためには、トイレの位置を変えなくてはいけません。トイレへの通路を確保しなければならないからです。

そこで、まずはトイレを移動。元トイレだった場所はシューズクロークに。そして玄関は三和土(たたき)を階段際まで拡大し、上がり框を斜めにして広さを確保しました。

次にトイレですが、奥行きを拡大したことで、大柄な方でも出入りが容易になりました。扉は目の前の洗面化粧台に干渉しないよう、引き戸としました。また、今まで設置されていなかった洗面化粧台と隣り合うようにし、洗面化粧台横には、収納も新設しました。

さらにキッチンは横に広げる形で冷蔵庫置場を確保したのに加え、食器棚などを置けるスペースを新設しました。

リビングダイニングは、洋間とし、TVボードも壁の凹みに収めることで、室内がスッキリするよう配慮しました。

さらに二階も全て洋間とし、ベースプランと同じ3部屋という部屋数でも、割り方を変えたことで、より使いやすくなったと思います。

まとめ

和室の続き間を多用し、フレキシブルな対応ができる一方で、居室重視に偏り過ぎて、玄関や水廻りのスペースが最低限で使いづらい印象もあったベースプランを、階段や水廻り、さらに窓の変更もなく、より使いやすくなるように作り替えてみました。

最後に一つ付け加えておくと、ベースプランは耐震性に問題あるんじゃないか、と思うくらい上下階でバラバラの間取りになっていましたので、耐震性のカバーまでは考慮していません。

少しでも耐震性を気にされるなら、上下階で極力壁や柱の位置を揃えた方が良いです。

外周も、このベースプランでは二階の北東角の下がトイレの窓になっており、角に柱が無い状態ですが、本来は、こういった部分にも気を付けられた方が良いと思います。

アナザープランでは、ベースプランでトイレのあった場所をシューズクロークに変えました。

その際、トイレに元々あった窓を潰して柱や壁を入れてあげることも可能です。

本当に中古住宅を購入してリフォームをお考えになるのであれば、そういった安全性の部分まである程度は見越してプランニングするのがおすすめです。

耐震性能自慢のハウスメーカーの建物ならいざ知らず、古い木造建築なら、事前に耐震診断くらいはお願いした方が良いかもしれません。

その結果によっては、耐震リフォームも検討するべきかもしれません。

それなりに費用もかかりますが、何よりご家族の安全が第一だと思いますので、余裕があれば検討してみて下さい。

それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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